

「最近1年間に通販で購入したスポーツ用品・アウトドア用品、趣味用品の合計金額」を聞きました。スポーツ用品・アウトドア用品の購入額が多い県を「通販でアウトドア県」、趣味用品の購入額が多い県を「通販でインドア県」とすると、以下のような結果になりました。
アウトドア用品とインドア用品の通販年間購入額を比較すると、アウトドア用品の年間購入額がインドア用品の年間購入額を上回りました。さらに、都道府県ごとにアウトドア用品とインドア用品の年間通販購入額を比較すると、アウトドア用品の購入額が高い県が34県、インドア用品の購入額が高い県が13県となり、全国的にアウトドア用品への出費が多いことがわかりました。アウトドア県は全国に分布する一方、インドア県は関東地方や近畿地方に分布する傾向が見られました。
アウトドア用品の購入額が多い「通販アウトドア県」の第1位は秋田で137,341円。2位が神奈川、3位が鳥取と続きます。一方、趣味用品の購入額が多い「通販インドア県」は、通販酒豪県に続いて茨城が第1位の104,000円!2位が富山、3位が三重という結果になりました。
▶アウトドア好きの秋田は、小学生スポーツ活動率4位、中学生長時間部活率2位、中学生通塾率47位と、子どもの頃からスポーツで体を動かす習慣の人が多い。大人になってからは労働時間が43位、通勤時間が38位と短く、逆に休養時間は1位と最も長い。自分の好きに使える時間を確保しやすく、子供時代からの習慣と緑豊かな環境もあいまって、アウトドア活動に勤しんでいるのではないか。
▶一方、インドア好きの茨城は、県民所得5位、自動車保有台数2位と趣味にお金をかける余裕があり外出する手段があるものの、意外にもキャンプ人口は37位と少なく、インドア志向のようだ。また、県内名勝数41位とお出かけスポットが少ないこともインドア志向に拍車をかけているのではないか。
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1970年生まれ。東京大学文学部卒。システムエンジニアとして活動する傍ら、「都道府県別統計とランキングで見る県民性(とどラン)」や「年次統計」などデータベースを駆使した統計サイトを複数運営。 都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]はこちら > |
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