JADMAについて
マーケティング研究部会のご紹介

年に数回、セミナーを開催
マーケティング研究部会は、通販企業と研究者をつなぎ、企業は研究者へ情報を提供し、研究者は研究成果を企業へ還元し、ひいては日本のダイレクトマーケティング分野の研究発展への貢献を目指すことを目的に、2021年に設立されました。現在は、年に数回セミナーを開催しています。
直近では7月3日に、日本ユニシス㈱(現:BIPROGY㈱)にて、長年企業の顧客データ分析をされていた松田芳雄氏にご講演いただき、45社76名が参加しました。松田氏は講演の中で、顧客管理について次のように解説しました。
「業績は、通常、金額で評価することが多いが、売上は伸びているが稼働顧客(以下、顧客)が減っているということがよく起こる。しかし、この状態は長くは続かず、数年後に売上がガクッと下がることになる。下位顧客から先に減っていくので、最初は売上にはあまり影響しない。売上だけ見ていると、顧客が減っていることに気がつかない。今は良いが、数年後に影響が出る。顧客の数は、売上の先行指標になる。業績は、顧客の数で見ることをお勧めする」
続けて、毎日のプロモーションやマーケティングの施策は稼働顧客の数に集約されるので、顧客管理の第一歩として、まずは顧客の監視を毎日行うことが重要と述べました。
当部会では、今後も定期的にマーケティングに関するセミナーを開催する予定です。